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第4回:「歯科医師としての信念 パート3」

第4回:「歯科医師としての信念 パート3」

『完璧主義』
 父は仕事に関しては完璧主義でした。奈良出身の父は中学時代から仏師に修業し、お寺の修復なども手伝っていたようです。山に囲まれた場所で育った父は、つね日ごろから外に出たいという気持ちが強く、その気持ちで内圧を高め、外に圧力を発することを原動力として世界へ出て行った人でした。やるなら徹底的にやる。仕事も徹底的にやる。自分に負けない妥協しない。そういう意味では本当に真剣に生きていたという感じがしました。

特に仕事に関して完璧主義で、初期の作品では今にも作品が動き出すのではないかと感じるくらいリアリティーがありました。また晩年は数十メートルもある作品の1cmのラインや質感にこだわり、置き方・その角度について納得いくまで何時間も作品と向き合ってました。

その完璧主義、それは歯も同じ考えだと思っています。私たちの中でここまでは絶対にしなければならないということを最後までやり通すことは、歯科医師の仕事としては本当に大事だと思っています。

なぜか?歯は物ではありません。人は神様が創った創造物でありその人の歯を恐れ多くも触らせていただき、形を変え噛めるようにしていく。一歩間違えると聖域を侵すようなことを私たちはしているわけです。1 人1人の患者様に対して自分の出来る最大限のことを、完璧に「する」のではなく「させて頂く」気持ちが非常に大切だと思います。それによって患者様が幸せになることが、私たちの喜びになり一番の報酬だと考えているからです。

また、完璧主義を大切にしている理由がもう一つあります。父が細部にまで作品にこだわっていたのは、1cm・1度の角度が作品の見え方を大きく変えてしまうからです。それは歯も同じで0.1mmという本当に微細な歯の大きさの違いでもその人の印象が大きく変わってしまいます。そしてその人にとっては今後一生付き合っていく歯であり、その歯に不満を抱き続けていくことは幸せとはいえません。

審美では患者さんが一生使っていただく歯ですから、私が出来る最大限以上の技術を活かし、客観的に見て、様々な手段を使って自然でベストな形を作っていくことが大切だと考えています。

そして、機能的にもきちんと『噛める』ということも大切なことです。例えばかぶせ物や義歯には神経がありません。しかし、それを受ける骨には感覚が伝わってきます。ちょっとした最後の詰めの甘さで噛み方やその受ける感覚が違ってきます。

歯にとって審美と機能は密に関わっています。見た目が美しくても、自然に噛めるという機能が備わっていないと本当に良い歯とはいえないと私は考えています。

皆さんどうですか?経験ないでしょうか?治療して治ったはずなのに、以前と比べて噛み心地が悪かったり、噛む感覚が違うな感じたり。また、見た目も違う。いろんな意味で今までの自然な自分の歯はと違いを感じたりしていませんか?もしかしたら、その違和感を直せる可能性があるかもしれません。

完璧主義=自己満足的な印象があるかもしれませんが、私の目指す完璧主義とは、自身の持っている力を最大限に活かさせていただく気持ちで治療を行い、できるだけ患者様の自然な歯と同じ感覚や同じ感覚や状態まで持っていくことが私の目指す完璧主義であり、父からの遺言です。

追伸:このホームページで使用しているオブジェの写真は父の作品です。

井上真樹(いのうえ歯科医院・院長)

2016-07-29 10:43:14

 
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